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【ハウスメーカー評価】住友林業

戸建て

ハウスメーカー評価

本日は、住友林業についてお話ししたいと思います。

大手ハウスメーカーが軽量鉄骨を推しているなか、木造のみを売りにしているのが住友林業です。構造はもちろん、仕上げ材にも多くの木材を使用することで、心地よい空間を作るのが得意なメーカーです。

また、国内外の木材流通に強みがあり、自社で森を育てて持続可能な木材流通の仕組み(保続林業)を作ったりもしています。

性能に関しては、一条工務店ほどではありませんが比較的力を入れていますので、高価格帯ハウスメーカーの中では、最近も特に人気のあるメーカーになります。

さっそく、性能について詳しく見ていきましょう。

1.耐震性能

ビッグフレーム(BF)工法という独自の構造を採用し、耐震等級は当然「3」を取得しています。このビッグフレーム工法は「木質ラーメン構造」という柱と梁が一体となった構造をうたっていますが、RC(鉄筋コンクリート)造とは異なり、完全に緊結されたラーメン構造とは少し性質が異なります。

一方で、このビッグフレーム工法により、従来の木造(在来工法など)では難しかったスパン(柱と柱の距離)を飛ばすことができるため、木造でありながら圧倒的な大空間や大開口を作ることができます。

ただし、「型式適合認定」での取得となるため、将来的に構造躯体をいじるような大幅なリノベーションを行う際には、大きな制約を受ける点には注意が必要です。

2.断熱性能

住友林業は木材の良さを活かしつつ、標準仕様やオプションの組み合わせで断熱等級6(UA値:0.46以下 ※地域区分による)を目指すことができます。一条工務店などを除く、他の主要な大手鉄骨系ハウスメーカーに比べれば「高断熱」と言えます。

ただし、ビッグフレーム工法はその特性上、太い柱(ビッグコラム)が外壁面に並ぶため、そこが「熱橋(ヒートブリッジ)」になりやすいという弱点があります。そのため、個人的には「ダブル断熱(付加断熱)」を必須オプションとして選びたいところです。

3.気密性能

住友林業では、標準での気密測定やC値の保証などは行っていません。そのため、初期状態での気密性(C値)についてはそこまで大きな期待はできません。

引き違い窓を避けて縦すべり出し窓を多用するなど、窓の配置を工夫したり、オプションで気密測定を追加して現場の施工精度を意識してもらうことで、気密性能を向上させることは可能かもしれませんが、過度な期待をするのは難しいかもしれません。

4.換気・空調システム

24時間換気については、標準では第1種換気(熱交換型)が採用されることが多いですが、プランやコスト調整によっては第3種換気を提案されることもあるようです。

空調は各室エアコンを基本としつつ、全館空調システム「エアドリーム ハイブリッド」なども採用可能です。ただ、断熱や気密がしっかり伴っていない状態での全館空調は、かえってエネルギーを無駄に消費するだけになってしまいます。やはり前述の「ダブル断熱(付加断熱)」を適用した上で検討するのがベストだと思います。

5.パッシブ設計

メーカーの標準としてパッシブ設計を前面に押し出している印象はありませんが、もともと「深い軒」を出したデザインや、採光・通風を意識した設計ノウハウは非常に高いものを持っています。そのため、施主側から担当設計士に「日射遮蔽と日射取得を意識したい」と明確に伝えることで、かなり質の高いパッシブ設計が実現する可能性は高いです。

総評

総評としては、大手ハウスメーカーの中で選ぶなら「大いにあり」なメーカーです。

ただ、もし「本物の木にこだわりたい」「より高い住宅性能とコストパフォーマンスを両立したい」という目的であれば、地域の工務店(県内にも木材や高性能に強くこだわった地場工務店はたくさんあります)を比較検討の選択肢に入れてみても良いかもしれません。

最後にハウスメーカー評価

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