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【ハウスメーカー評価】パナソニックホームズ

ハウスメーカー 戸建て

本日は大手ハウスメーカーの一角「パナソニックホームズ」について、住宅性能のプロの視点から徹底解説したいと思います。

パナソニックホームズはその名の通り、日本を代表する電機メーカー「パナソニック」を母体とするハウスメーカー。

最大の売りは、独自の軽量鉄骨造(制震鉄骨軸組構造など)と、グループの強みを最大限に活かした先進の設備仕様です。

さっそく、住宅ブログおなじみの「5つの性能指標」で切り込んでいきましょう!

① 耐震性:大空間と繰り返しの揺れへの強さ

 構造:軽量鉄骨造(重量鉄骨もあり)

 耐震性能:耐震等級3(最高等級)+独自制震

最高ランクの「耐震等級3」の取得はもちろん、独自の制震装置(アタックダンパー)を標準装備しているのが特徴です。これにより、本震だけでなく「繰り返しの余震」に対しても高い耐久性を発揮します。

また、鉄骨造の強みを活かした「柱の少ない大空間・大開口」が得意なため、間取りの自由度は木造に比べて圧倒的に高いと言えます。

② 断熱性:鉄骨の弱点「熱橋」と樹脂サッシへの進化

 断熱性能:断熱等性能等級6(地域によりますが、UA値0.46以下)への対応が可能

パナソニックホームズでも、現在は断熱等級6を取得できるようになっています。

鉄骨造の宿命として、構造体が熱を伝えやすい「熱橋(ヒートブリッジ)」になりやすいデメリットがあります。対策として鉄骨の外周部に断熱材を施していますが、その厚みは限定的(外張り断熱+充填断熱ですが、外張り部は20mm程度)であり、木造の付加断熱等と比較すると熱橋対策として万全とは言い切れない面もあります。

ただし、私が個人的に検討していた8年前の仕様と比べると、現在は「樹脂サッシ(樹脂窓)」がしっかり選べるようになっている点は、大きな進歩だと感じます。

③ 気密性:基礎断熱による数値向上と「鉄骨×基礎断熱」の妙

 気密性能:C値 1.0〜2.0程度(一部実測データでは0.8などの報告もあり)

一般的に気密確保が難しいとされる軽量鉄骨造の中では、パナソニックホームズは健闘している部類に入ります。

その理由は、同社が「基礎断熱」を採用している点が大きいと考えられます。床面ではなく基礎で気密・断熱ラインを通すため、構造上の隙間が減り、C値が安定しやすくなります。

一般的に「基礎断熱」は床下のシロアリ被害(断熱材を蟻道にされるリスク)が懸念されますが、パナソニックホームズは躯体が鉄骨(かつ鉄骨造向けの防蟻対策あり)であるため、木造に比べてシロアリの致命傷を受けにくいという、ある意味「理にかなった組み合わせ」とも言えます。

④ 換気・空調:最大の売りだが「気密性」とのバランスに注意

 換気:第1種換気(熱交換式・HEPAフィルター搭載)

 空調:全館空調システム「エアロハス」など

ここがパナソニックホームズ最大の訴求ポイントです。

換気システムは、標準で第1種熱交換式を採用。超高性能なHEPAフィルターで空気清浄を行うため、空気の綺麗さを売りにしています。

ただ、ここで気になるのが先述の「気密性(C値)」です。第1種換気がそのポテンシャルを100%発揮するには、目安としてC値1.0未満(理想は0.5以下)の気密性が欲しいところ。C値が1.5〜2.0程度に振れてしまった場合、隙間風によって計画換気が乱れるため、「高性能フィルターの効果がどこまで発揮されるか」は少し未知数な部分が残ります。(空気清浄にこだわるなら、電気集塵フィルターの「トルネックス」などを別途導入する選択肢もあるため、これが決定的な差別化になるかは個人の価値観によります)。

一方で、全館空調システム「エアロハス」は、専用の宅内エアコンを活用した効率的なシステム。個別エアコンの延長としてメンテナンスもしやすく、全館空調の仕組みとしては非常に素直で優秀な設計だと思います。

⑤ パッシブ設計:大手ならではの標準化、提案力は施主次第

 パッシブ度:期待薄(施主主導の提案が必要)

パナソニックホームズに限らず大手ハウスメーカー全般に言えることですが、画一的なプランニングが多く、日射遮蔽や日射熱利用といった「パッシブ設計」にはあまり期待できません。

窓の配置や軒の出など、周辺環境に合わせたパッシブな設計にしたい場合は、施主側から積極的に要望を出し、設計士を巻き込んでいく必要があります。

まとめ

パナソニックホームズはどんな人に向いている?

パナソニックホームズは、以下のようなこだわりを持つ方に間違いなくオススメできるハウスメーカーです。

 鉄骨造ならではの「大空間・大開口」の開放的な間取りにしたい方

 パナソニック製の先進的な電気設備や、全館空調(エアロハス)に魅力を感じる方

もし、「さらに一歩進んだ住宅性能(超高断熱・高気密)」にこだわりたい場合は、ハウスメーカー任せにせず、間取りの工夫、窓のスペックアップ、そしてパッシブ設計の視点を施主自らプラスしていくことで、非常に満足度の高い、快適な住まいが完成するはずです!

ブログの方向性やターゲット層(性能重視の読者向けか、ライト層向けか)に合わせて、さらにトンマナを調整することも可能です。気になる点があればお気軽にお申し付けください!

最後にダンゴムシ的ハウスメーカー評価

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