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【ハウスメーカー評価】百年住宅

ハウスメーカー

あ本日は「百年住宅」について話したいと思います。

百年住宅は、ハウスメーカーとしては異色の「鉄筋コンクリート造(正確にはPC造)」の住宅になります。百年住宅ではこれを「WPC工法」と呼んでいます。

WPC工法とは、現場の型枠にコンクリートを流して造るものとは違い、あらかじめ工場でパネルの形に成形し、現場で組み立てる工法になります。工場でコンクリートを打つため品質が非常に安定しており、さらに工期が早いのが大きな特徴です。

百年住宅そのものは静岡県が創業の地ですが、西日本エリアでは「ウベハウス」が前身となるため、山口県にも非常にゆかりのあるメーカーとなります。

そんな百年住宅の性能を見ていきましょう。

①耐震

百年住宅の構造体は、耐震等級3を遥かに超える圧倒的な強さを持ち、全大手ハウスメーカーの中でも最強クラスと言えます!百年住宅も「地震に無傷」をキャッチコピーに宣伝しているほどです。コンクリートの強固な構造ゆえに、屋根をバルコニー(陸屋根)にするのも簡単に対応できます。

②断熱

断熱については、断熱等級5(ZEH基準)程度となります。躯体の内側に発泡ウレタンを吹き付ける「内断熱」です。発泡ウレタンそのものはとても断熱性能が高い部材ですが、40〜50mm(ミリ)程度とそこまで厚みが取れません。その上、蓄熱容量の大きい鉄筋コンクリートの内側に施工することになるため、一度コンクリートが熱を持つと断熱効果が薄れやすく、温熱環境の快適性はそこまで高くありません。

③気密

内側に発泡ウレタンを隙間なく吹き付けることもあり、気密性についてはコンクリート住宅としては比較的高く、C値0.8〜1.0程度に収まります。

④換気・空調

まず換気は「第3種換気」を標準としています。気密性が高いため、他の一般的なメーカーよりも換気効率は高くなり、空気のムラは小さいです。オプションにより「第1本換気」にすることも可能です。室内の湿度管理までこだわりたい方は、第1種換気が良いと思います。

空調は、各部屋にエアコンを配置する個別空調を基本としています。第3種換気にする場合は、給気口の近くにエアコンを配置することで外からの冷気・暖気を和らげ、室内の温度ムラを軽減できます。エアコンの配置と換気経路はセットで計画するのが良いでしょう。

⑤パッシブ設計

蓄熱容量が多いコンクリート住宅となるので、夏場にいかに「外壁面に太陽光を当てないか」が必須条件となります。屋根のないデザイン(陸屋根)が多いイメージですが、しっかりと軒を出したタイプもあるので、南面はしっかり軒を出したいところです。可能であれば、南面以外は庭木(落葉樹など)を利用して太陽光をコントロールしたいですね。

その他の特徴(防音性)

項目以外に、百年住宅は防音性が極めて高い住宅となります。建築予定地が空港の近くや交通量の多い大通りに面しているなど、音の環境を気にされる方には大きなメリットとなります。その際、窓も二重サッシ(内窓設置など)にすることで、さらに遮音性を高めることができます。

総評

鉄筋コンクリート造である百年住宅は、「地震への安心感」や「防音」を最重視する方には間違いなく最有力候補となります。一方で、年中ハイレベルで安定した「温熱環境」も同時に重視したい方にとっては、標準のままでは今一歩性能が足りない部分もあるため、間取りの工夫や入念な空調計画での対策が必要となります。

最後にダンゴムシ評価について

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