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【ハウスメーカー評価】大和ハウス
本日は、ハウスメーカー最大手の「大和ハウス」について深掘りしていこうと思います。

大和ハウスグループといえば、売上高でもゼネコンを抑えて業界トップに君臨する巨大企業。もともとは戦後の住宅不足を解消するために、短期間で建てられる「プレハブ系鉄骨住宅」からスタートした歴史があります。
現在は鉄骨・木造の両方を手がけていますが、ここ山口県では木造の供給がないという点には注意が必要です。
個人的には「住宅に軽量鉄骨は向かない」という考えを持っていますが、もし「どうしても軽量鉄骨で建てなければならない」という状況なら、私は迷わず大和ハウスを選びます。その理由を性能面から見ていきましょう。
1. 耐震性能:標準で最高等級の安心感
さすが大手と言わざるを得ないのが、標準で耐震等級3をクリアしている点です。
特にフラッグシップモデルの「xevoΣ(ジーボシグマ)」には、独自の持続型耐震パネル「D-NΣQST(ディーネクスト)」が搭載されています。繰り返しの余震にも強い、制震的な粘り強さがあるのは大きな強みですね。
2. 断熱性能:鉄骨の弱点を「外張り」でカバー
軽量鉄骨造の最大の弱点は、鉄骨が熱を伝えてしまう「熱橋(ヒートブリッジ)」です。
大和ハウスの最大の特徴は、軽量鉄骨では珍しい「外張り断熱」を採用していること。私が鉄骨造ならここを選ぶと言ったのは、まさにこの点です。
ただし、注意点もあります。
• 熱橋対策: 外張り断熱を支える部材が金属製だったりするため、完全に熱橋を防げているかと言えば、まだ不十分な印象です。
• 開口部: 売りである「2,720mmの天井高」に合わせた大開口のサッシとなると、樹脂サッシの選択肢が限られてくる可能性もあります。
3. 気密性能:正直、期待はしすぎない
気密性(C値)については、正直あまり期待できません。実測でC値1.0を切るような事例は少なく、現場の施工管理にかなり依存します。
もし少しでも数値を上げたいなら、「引き違い窓」を避けて「FIX窓」や「縦すべり窓」を多用するなどの工夫が必須になるでしょう。
4. 換気・空調:性能とのバランスが鍵
換気システムは1種・3種どちらも選べますが、オプションで全館空調「エアサルーン」も選択可能です。
ただ、住宅自体の気密・断熱性能がそこまで高くないため、部屋ごとの温度差を完全になくすのは少しハードルが高いかもしれません。
5. パッシブ設計:設計士の腕次第
標準的な設計思想として「太陽の動きに合わせる(パッシブ)」というよりは、土地の形状に合わせる傾向があります。
ただ、優秀な設計士さんも多いメーカーなので、こちらからしっかりと「日射取得と遮蔽」の要望を伝えれば、ポテンシャルを引き出した設計をしてくれるはずです。
まとめ:私が大和ハウスで建てるなら?

大和ハウスは、性能を極めたい人にとっては少し難しい選択肢かもしれません。しかし、企業の規模ゆえの「将来のアフターフォローへの安心感」はピカイチです。
もし、私が大和ハウスで家を建てるなら、以下の3点は譲りません。
1. 必ず「外張り断熱」ができるグレードを選ぶ
2. 気密性能を少しでも上げるため、気密測定を依頼する(現場へのプレッシャーにもなります)
3. 全館空調はあえて選ばず、各部屋エアコンで効率よく制御する
「性能よりも、会社の安定感や保証を重視したい」という方には、非常にバランスの良いメーカーだと言えます。検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後にダンゴムシ評価について

