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気密
私が数年前にマイホームを検討していた頃、「気密(きみつ)」という言葉は、今よりもずっとマニアックな単語でした。

営業担当の方にその話を出すだけで、「詳しいですね!」「同業者の方ですか?」なんて驚かれたものです(笑)。
最近では、住宅性能に興味がある方の間で「気密」の重要性はかなり浸透してきましたよね。それに伴い、各メーカーの営業さんも、気密に関する質問への対策をしっかり準備されているようです。
気密測定をしていない業者さんにとっては、「C値(隙間の広さ)はどれくらいですか?」という質問は、今でもちょっとドキドキする「魔法の質問」かもしれません。
知っておきたい「測定のルール」
実はこの気密測定、やり方には「日本産業規格(JIS)」で定められた明確なルールがあるのをご存知でしょうか?
測定方法がバラバラだと、同じ家でも測る人によって数値が変わってしまうからです。
特に数値に大きく影響するのが、**「どこをテープで塞いで(目張りして)測るか」**という点です。
• 塞いでいい場所: 換気口やエアコンのスリーブなど、設計上あえて開けている穴。
• 塞いではいけない場所: 窓や玄関ドアなどの「開口部」。
考えてみれば当たり前ですよね。
実際に生活する時に、玄関や窓をテープで密閉して暮らす人はいないからです。窓やドアの「閉まった状態」での隙間を含めて測るのが、本当の性能なんです。
「目張り」に隠された落とし穴
なぜこんなお話をするかというと、実は今でも、本来塞いではいけない窓やドアにテープを貼って測定している業者さんが少なくないからです。
不思議に思って「引き違い窓でも0.2も出るんですね!」と尋ねたところ、**「(測定時は)目張りしちゃうので関係ないですよ」**というお返事が……。
悪気はなさそうでしたが、「それでは本当の性能が測れないのでは?」と、少し残念な気持ちになったのを覚えています。
後悔しない家づくりのために
気密測定を実施しているだけでも、性能向上に前向きな素晴らしい工務店さんだと思います。だからこそ、測るのであれば規格通りの「正しい数値」で評価してほしいですよね。
これからマイホームを検討される方は、もし気になる業者さんがあれば、ぜひこんな風に確認してみてください。
• 「気密測定に立ち会うことはできますか?」
• 「窓などに目張りはせず、規格通りに測定されていますか?」
もし、正当な理由なく拒否されるような場合は、少し慎重になってもいいかもしれません。
気密は単に「省エネ」だけでなく、お家の「換気効率」や「建物の耐久性」にも深く関わる大切なポイントです。
せっかくの家づくり。
見せかけだけの数字には振り回されず、正しくこだわって心地よい住まいを手に入れてください♪

